私たちは一日に約2万回、呼吸をしています。
けれど、そのほとんどは無意識のまま。
だからこそ、呼吸を少し丁寧に扱うだけで、
身体は驚くほど変わっていきます。
ECLEILでは、トレーニングの前にまず“呼吸”を整える理由があります。
呼吸は、筋肉の使い方・姿勢・自律神経…
そのすべてを支える 「身体の土台」 だからです。
ここでは、なぜ呼吸が身体にとって欠かせないのか、
そして呼吸を整えることでどんな変化が生まれるかをお伝えします。
1｜呼吸は、身体の緊張をほどく最初のスイッチ
“なんとなく力が入る”
“疲れていないのに肩が重い”
そんなとき、まず見直すべきは呼吸です。
浅い呼吸＝胸や肩だけで吸う呼吸になると、
身体は常に“戦闘モード”のような緊張状態に。
逆に、ゆっくり深く息を吸い、
ふわっと吐く時間が増えると、
身体はスッと緩み、動きの質が変わり始めます。
呼吸は、緩めるための一番やさしいケア。
これは季節の変わり目やストレスが多い時期にも、とても有効です。
2｜呼吸が整うと姿勢が変わる理由
呼吸は、実はインナーマッスルと直結しています。
- 横隔膜
- 腹横筋
- 骨盤底筋
- 多裂筋
これらは“コア”と呼ばれる深部の筋肉。
呼吸がきちんとできるほど、これらの筋肉も自然と働き始め、
姿勢の安定感が生まれます。
つまり、
呼吸を整える＝姿勢が整う＝代謝も動きも良くなる
という、とてもシンプルで美しい流れが生まれるのです。
3｜ピラティスが呼吸にこだわる理由
ECLEILのピラティスで最も大切にするのが 「胸郭の動き」。
ここがスムーズに広がり、しぼむ動作ができるようになると、
- 肋骨が柔らかくなる
- 背中がしなやかに動く
- 腕が軽くなる
- 首の負担が減る
といった変化が自然に起こります。
呼吸を意識するだけで、
身体の“動きそのもの”が上質になっていくのを感じられます。
4｜ワークアウトでも呼吸がフォームを決める
呼吸はピラティスだけでなく、
ワークアウトにも深く関わっています。
例えばスクワットも、
息を吸うタイミングと吐くタイミングを整えるだけで、
お腹・お尻の入り方が劇的に変わります。
正しい呼吸＝体幹の安定。
体幹が安定すると、
可動域も広がり、ケガ予防にもつながります。
5｜ECLEILで呼吸を整えるということ
ECLEILのセッションでは、
動きに入る前に「小さな静けさ」をつくります。
胸に手を添え、
肋骨が広がる方向を確かめ、
ゆっくりと息を吐く。
そのわずかな時間が、
身体を整え、動きを美しくし、心をやわらかくしてくれます。
呼吸は、誰もが持っている天然のセラピー。
忙しくても、時間がなくても、
深呼吸はいつでもできる整え方。
ECLEILでは、この“基本だけど一番大切なもの”を
丁寧にお伝えしています。
